bcg跡がないのはなぜか?

2020年5月6日水曜日

bcg跡

t f B! P L


bcgワクチン接種後の局所反応は他のワクチンとは異なり、
接種後約3週間で接種部位が赤くなり中間部が徐々に軟化して白色小膿疱を形成する。

膿疱は破裂した後、膿は排出され1-2週間を経てかさぶたになり、
癒合した後に円形の瘢痕が残ることがあります。

この過程は通常2カ月程度続くことになります。
bcgワクチン接種後2~3カ月後に接種部位(左腕に多いです)に瘢痕が残りますが、
これをbcgワクチンの瘢痕といいます。



※このように跡のとして残るのは正しい状態となります。

bcgワクチン接種後の副作用で、接種後には90%の人がこのような反応を示します。
ただし、 10%の人では跡ができず、跡の大きさも免疫反応の強弱とはあまり関係性がありません。

接種がうまくいかなかったら一体どうなるのか?
赤ちゃんはBCGを接種した後、3ヶ月後にまた検査を行う必要があるそうです。


体内に抗体が形成されているかどうかを見て、もし病院に行ってbcgの皮膚テストをしてから
48-96時間内に硬結がないことあるいは硬結直径が5ミリより小さいことを発見すれば、
bcgが接種に成功していないことを示し、この時は病院で更に検査を行います。

赤ちゃんの自己免疫機能の不足と関係があるかどうか、
あるいはbcg接種過程の技術操作と関係があるかどうかを判断することになるそうです。
bcgテストが陰性だったということは、接種が不成功だったということなので
bcgを接種し直すことになります。

たまに2つほど上下にハンコ注射をされている人がいますが
これは上記のように不成功だったということになります。


赤ちゃんのbcgワクチン接種後の注意事項

1、特に局部の清潔に注意すべきです。注射した部位を手で掴まないこと。
シャワーする時に水が掛からないように注意すること
シャワーする時に清潔なハンカチで局部を包みます。

2、上腕皮内でbcgワクチンを接種した後の4週間以内に、

同じ腕にジフテリア類毒素を接種したり、バフィコートを吸着するワクチンを接種してはいけません。他の予防注射は他の腕に行った方がいいです。
なのでインフルエンザなどにより、やもえず注射をする場合はbcgワクチンを打っているいることを
医師に伝えきちんと対処しましょう。

3、bcgワクチンを接種した3ヶ月後に、病院に行って再検査、つまりPPD試験を行い

ワクチン接種が成功したかどうか、体内で生存して抗体が産生されているかどうかを検査し
もし接種が失敗したら、再び接種します。




【bcg注射を正しく理解しよう】


結核は古くからある感染症で、人体のさまざまな器官を侵すことがあります。
Bacillus Calmette‐Guerin (牛の生きた結核菌で作られているので、それを接種することは1回の人工局所感染を受けることと同じです)が登場する前に、
結核症は人類にとって致死率のもっとも高い危険な病気であった。

1921年以降、bcgワクチンの応用によって、人類は結核症の死亡リスクから解放されました
そのため、bcgの役割はとても重要なのです。
bcgワクチンを接種すれば、今後結核に感染しないことを保証できるのでしょうか?

それは何とも言えないというのが現状のようです。
bcgは免疫の成功率が最大80%で、5~10年間しか免疫力を維持できないため、
新生児が初めて接種しても免疫力が弱まるため、今後も外部から結核菌が感染する可能性があります。

そのため、医師の提言により7-15歳のツベルクリン反応が陰性の小児(免疫がうまくいかなかったのです)には、免疫を強化するためにbcgワクチンを再接種することを提唱しました。

しかし、結核の予防には、再摂取の効果は明らかではありません。
つまり成人はbcgワクチン接種で結核を予防できるのですかと言えば答えはノーでしょう。
この理由は、成人の多くはすでに結核菌に自然感染しており
人工感染を行う必要がないためです(注射bcg)。

つまり多くの人が知らないだけですでに結核に感染しており
自分の中の抗体が勝手にやっつけているため発症せずにいられる
というのが現実です。

子供の時にこのbcg注射を行うのは抗体を付けて
自然に結核にかかったとしても自分で治療できるようにするためなのです。

腕に跡が残ってしまってかわいそうという人もいますが
必ず必要なワクチンですので忘れずに行いましょう。

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